うどん屋店長の日報

飲食業専門ブログ/時々雑記(^^)

飲食業の手荒れを治す方法とは?

もし神様が願い事を3つ叶えてくれると言ってくれましたら、間違いなく皮膚トラブルのない丈夫な皮膚をください。と願うでしょう。

それだけ私は悩まされてきました。そして今もです。その私が対策法を説明いたします。

 

飲食店の厨房はだいたい夏は暑く冬は寒く乾燥しています。よってアトピー体質の人は大変苦労します。すぐに手荒れやあせもができたり、頭がかゆくなったりします。

また洗剤や漂白剤やまた強力な油汚れ洗剤を使用するので素手ですと一気にやられて赤ぎれだらけになりこれでは調理どころではありません。

お客さんに手を見せることもできません。

その対策を2点説明します。

 

1)手袋をすること。

毎回手袋を付けたり外したりすることも面倒ですし、手袋を付けたままですと感覚が鈍ることもあります。ですので使い捨ての安くて丈夫なものにしましょう。

うちの店では安い使い捨てのビニール手袋を常備してあるので自由に使えるようにしています。

安価な使い捨てにしないとスタッフは同じ手袋を何回も使います。そうすると不衛生になりますので捨ててもよいルールで設置しておきます。

 

洗い場はなるべく洗浄機を頼りましょう。最近の洗浄機は威力が強いので予洗いはほどほどにしてどんどん洗浄機に入れます。洗浄機内で洗剤で洗いリンスで乾かすので大体の汚れは落ちます。

まれに米粒やタレがこびりついているときはきちんとスポンジでこすってきれいにしましょう。

私の手を手荒れから防ぐために洗浄機が存在すると考えます。決して過剰に予洗いしないようにしましょう。

 

給食の洗浄のように大量に洗い物をするときは長いゴム手袋をしないと一気に手荒れします。湯に手を付けて洗うわけですから皮膚がふやけます。その後乾燥すると一気に赤ぎれを起こします。それはそれは痛いものです。

 

2)かならず皮膚科にいく。

手荒れは病気として捉えますので決して放置してはいけません!火傷のように赤くなったり、赤ぎれの手は自分でも見ていてかわいそうになります。よってすぐに皮膚科に行きます。

何軒か回って自分の皮膚に合う医者を見つけたら良いでしょう。ここは妥協してはいけません。医者の処方箋はだいたい似たような薬を扱っています。

しかし私の経験では似ているようで全て同じではあません。自分の皮膚に合う薬を出してくれる医者を見つけ出すことです。

手荒れのひどい人はステロイドの塗り薬を塗ることをすすめられます。ステロイドってなんか不安だなと思いますが、寝る前に手に薄く伸ばして塗り綿の手袋をして寝ると翌朝手がキレイになっています。それだけ強い薬で効き目があります。ただ個人差があるので医師の指導のもとに行ってくださいね。

 

私は現在かゆみを抑える錠剤を1日1粒夕食後に飲み、手が荒れてきたらステロイドを塗っています。あとはよく寝ることです。だいたいの病気は寝ることで治ります。つまり飲食業の人は長時間労働で拘束され手を酷使しているので手が荒れるはずです。おまけに店長は人がいないとかで休みなしで働くこともあるわけですから身体が悲鳴をあげるはずです。しっかりと身体をいたわりましょう。

 

○まとめ

飲食業は手荒れとの戦いといっても過言ではないでしょう。自分が「こういう環境になったら手荒れを起こす」というのをきちんと認識して対策を必ずとります。

そして皮膚科には薬がなくなる前に病院に行き、医者の指導のもとに薬をもらいます。そして処方してもらった薬で手荒れが良くならなかったら医者に相談すること。それでも良くならないときはすぐに皮膚科を替えましょう。私のおすすめは待ち時間がほぼない、予約のできる皮膚科です。

 

商業ビルの皮膚科は街の皮膚科と違い先生が交代で回してることが多いですから、割と機械的にテキパキと回してくれます。診断も早くて処方も早いのですぐに終わります。

私たち飲食業は休みの日と言えども時間がないので無駄に皮膚科で時間を使わないように予約してすぐに薬をゲットしましょう。もちろんお薬手帳を持参する方が診断が早いです。

何より日本は3割負担の金額で病院に行けますのでコスパがいいですよね。私はだいたい一回の診断で1000円程度です。もらえるだけ薬をもらって帰ります。そして部屋のあちこちに薬を置いておきいつでも使える状態にしておくことです。あれどこいったかな?とはならないように診察やダイニングやデスクにもそして職場の自分のスペースにも置いておきます。

そこまで意識して用意しておくと手荒れなんて怖くないですので皆さんにもおすすめします。