飲食業の人が入るべき保険とは?
飲食業だからといって一般人と比べて特別に入らないといけない保険というのはありません。
しかし私の経験ではほとんどの飲食業で働く人は保険について詳しくありません。
この原因の一つは教えてくれる人が周りにいないこと。二つ目に存在すら知らないからです。
その結果訳の分からない保険に騙されて加入している人がとてもたくさんいます。
かく言う私もその1人でした。私はそれを反省し保険について勉強していく内にファイナンシャルプランナー(FP)という資格に出会い初級ですが3級を取得しました。本一冊丸覚えして過去問を何度か解いたら受かるのでオススメします。
FPはほかに生活に役立つ知識や、飲食業の店長以上の経営者が身につけておくべき一般常識がフルに入っています。私は勉強していくにつれ目からウロコ状態でした。
FPはライフプラン、保険、金融、相続、不動産、税金の6項目についてざっと勉強する感じです。
触りだけでも知っているといざというときは詳しく調べたら頭にすぐ入ってきます。
飲食店で働く人は大半の人が長時間店内に拘束されますので新しい知識が入りにくい状態になります。だから自分からどんどん知識をインプットしていかないと時代から取り残されてしまいます。そして50歳越えた頃に大病になりはじめて保険についての重要さに気がつくのです。でも大病した後に保険に入ることは何年かの間できませんので全て実費になります。
お金をたくさん貯金してあれば問題ないですがギリギリな生活をしていると一気に生活難になってしまいます。
話を戻しますと飲食店で働く人が入るべき保険は基本3つです。安い掛け捨てタイプで総額5000円位/月におさまる事を目標にします。家族のいる人は死亡保険に入ることになります。
②就業不能保険1000〜2000円/月
③火災共済 5000円/年額(400円程度/月)
④死亡保険(家族のある人のみ)2000円/月
⑤カー保険14000円/年額
①都道府県共済の共済とは民間保険に比べて安くて保障が手厚いです。いちばん安い1000円のタイプでも問題ないので入っておくことをオススメします。死亡と入院保障がセットになっています。私は特約として三大疾病にも1200円支払っています。がん、脳梗塞、心筋梗塞のリスクは飲食店で働く人にはつきものです。60歳までに必ずどれかになると予測しておきましょう。
ただし共済は65歳になると手厚い保障がどんどん薄くなり終身保険ではありません。という事は65歳までにお金を十分に貯めておく事が必須になります。共済で安く済ませた分余剰資金は貯蓄や投資に回す事をオススメします。そちらの方が効率的にお金が貯まります。
②就業不能保険は私はSBI保険のものに加入しています。安くて2000円以下で入れます。
国の強制保険である国民健康保険に加入している私たちがもし障害者になった場合、障害年金がおります。月額7〜15万と言われます。
もし働けなくなった場合それだけでは足りないので私は就業不能保険に加入しており月5万支給されるプランに入っています。障害年金と併せて12〜20万支給されれば生活水準は保たれる計算です。飲食業は肉体労働でもありますのでもしもの時のために加入しておきます。
③火災共済は都道府県民共済に加入している人なら追加で入れます。自宅が賃貸か持ち家かによりますが安く入れます。決して不動産会社の言いなりになって高い火災保険に入らないようにしましょう。火災保険には通常、個人賠償責任保険が付いてます。いわゆる自転車保険です。こちらも不本意に人を傷つけてしまった場合に備えて入っておきましょう。
④死亡保険は家族のいる人は入ります。
1人あたり500〜1000万で計算します。
配偶者のみなら500万、子供がいれば追加で500万プラスで1000万のように考えます。
子供が成人するまでの掛け捨てにしておくと安く済みますし、死亡したら共済からもいくらかでますのでその分はマイナスして計算します。
民間保険ならライフネット生命のようなネット保険がオススメです、ネットで完結するので保険料が安くなります。
決して高額な貯蓄型生命保険に加入しないように気をつけましょう。ドル建ては私に言わせれば詐欺保険です。貯金は別口座にて自分で貯めるべきです。
⑤カー保険は車やバイク原付を使う人は加入すべきです。強制加入である自賠責保険を補う形で任意保険に入ります。こちらもコープ共済のカー保険の安いものに入っておきます。対人対物事故が無制限のものです。年額支払いで安く入れます。
まとめ
保険とはもしおとずれたときに生活が立ち行かなくなることを防ぐために入ります。
億万長者なら保険に入らなくてもいいと思いますが大半の人は保険に入るべきです。
特に30代〜40代以上になると病気事故にあうリスクが高くなりますし、その場合の損失が大きいです。もしもそうなっても金銭面で困らないように保険に加入しましょう。
ただし保険屋に騙されて高額な保険に入らないようにすること。安い掛け捨てのもの、特に共済はフル活用することをオススメします。