うどん屋店長の日報

飲食業専門ブログ/時々雑記(^^)

シフトを作るコツとは?

店長業務として頭を悩ませる仕事の一つがシフト作成です。新人店長とベテラン店長とはシフト作成にかける時間が違います。朝までかかってギリギリまでかかる新人店長と5〜10分で終わらせるベテラン店長。その違いは何なんでしょうか?

 

結論からいいますと、「シフトはお店中心で考えて作る」ことに尽きます。決してアルバイトパートさん中心に作ってはいけません。シフトこそ店長の力量が分かるタイムスケジュール表と言えます。

それではシフト作成のコツを下記の3点を中心に説明していきます。

 

1)少数精鋭で営業する。

2)優先してシフトインするスタッフを決める。

3)スタッフを固定シフトにする。

4)シフトは「お店中心で考えて」作る。

 

1)少数精鋭で営業する。

たくさん人がいるからと言って効率的に動けるわけではありません。繁忙時でもお店が回るギリギリの人数でシフトを組むのをおすすめします。

人を増やすとその分一人当たりの仕事量が減ります。仕事量を減らしたまま大人数で営業を続けるとそれが当たり前になり、いざ人がいない時にお店を回そうとしても回らなくなります。

常に少人数で回すことをモットーにしていると結果的にシフト人員を削減でき人件費を抑えることができ生産性が上がると言う事です。

 

2)優先してシフトインするスタッフを決める。

少数精鋭で回すためには仕事のできるスタッフを中心にシフト作成します。まず仕事のできるスタッフはカットしないで希望通りシフトインします。カットするとよそのバイト先に行ってしまうかもしれないのでうちで囲い込みます。

仕事のあまりできないスタッフや新人は空いてるシフトの穴を埋めるように入れます。余剰人員ならカットします。そして社員や店長を埋めます。

店長はスタッフが揃っているなら通常業務をしなくて構いません。たまっている事務仕事や売上を上げるための作戦を考えたり他店に調査する時間にあてましょう。それが店長の仕事ですので。

 

3)スタッフを固定シフトにする。

毎月バラバラにシフトインするスタッフよりも、固定されたシフトで入ってくれるスタッフを重宝します。例えば月水金9〜15固定とか。金土日18〜24固定など。決まった曜日時間で入れるスタッフです。学生バイトの試験期間を休むリスクを考慮してフリーで入れるスタッフを優先し固定にします。もちろん面接時に固定シフトの説明をしておきます。逆に固定で入れそうにないバイトは断った方が無難でしょう。そのようなバイトはスケジュールを立てて行動できないので当日欠勤が多くなりがちで店長は振り回されることになるでしょう。なのではじめからあてにしないことです。

 

4)シフトは「お店中心に考えて」作る。

シフト作成は決してバイト中心に作ってはいけません。バイトの〇〇君は生活が苦しいみたいだから多めに入れてあげよ。とか考えてはいけません。お店が売上を作れる人員を投入します。理由は1〜3に記述した通りです。

お店中心に考えるとは、言い換えれば店長中心に。つまり店長が働きやすいシフトにすれば良いのです。

 

〇まとめ

お店は生き物であり水ものですから、働くスタッフによって良くも悪くもなりますし、売上利益もそれ次第です。店長だけが頑張っても売上が上がるわけではありませんので、できることはどんどんスタッフに任せて仕事を無くしていきましょう。店長は常連さんを定着させて新規客を呼ぶことに集中しておけばいいのです。

そのためにはしっかりと人を育てて任せること。間違っていたら優しく何度でも指摘すること。

この繰り返しです。

とてもストレスのたまる仕事ですので、自分自身の息抜きやケアを忘れずに気分転換しながら常に6〜8割の力でやることが長続きするコツです。毎日全力投球100%でしたら精神も体も壊れて続きません。これは自身にとっても会社にとっても良くないことです。

本気を出さなくてもいい環境づくりをする、そんなシフトを作るのです。