人を使うコツとは?
店長の役職が付くと若かろうが年配だろうが関係なく求められるスキルに大差はありません。お店の責任者としての振る舞いや判断、お客さんやスタッフとの接し方に十分気をつけないといけません。
今回は効果的なパートさんの使い方について説明します。パートさんとはいわゆるランチタイムに働く年配女性のことを一般的にさします。いわゆるアルバイトですがランチタイムに固定シフトで勤務する女性をパートさんと呼ぶことが多いです。そんな20代〜60代の幅広い女性の効果的な動かし方について説明します。
まず、結論からいいますとこちらのポイント5点を押さえることです。
1.あいさつはしっかりとする。
2.家庭状況まである程度把握しておく。
3.敬語をつかう。
4.お礼と謝ること。
5.ミスしても怒らない。(たまにほめる)
それでは説明していきます。
1.あいさつはしっかりとする。
別に大きな声で笑顔でしなさい、というわけではありません。必ずその1人の人に挨拶を伝えることです。効果的なのは「〇〇さんおはようございます」
2.家庭状況まである程度把握しておく。
パートさんは結婚子育てしながら勤務している方が大半です。年齢問わずある程度の家庭環境を把握しましょう。なぜうちで働いてくれるのか?その理由をしっかりと頭にいれておいてほしいのです。パートさんは急に休むことがあります。理由は子供の病気や介護など。その辺りをあらかじめ把握理解することは大切です。もちろん管理者として急に休まれるリスク管理の一環でもあります。
3.敬語を使う
敬語は基本ですが、特にパートさんとなあなあな関係にならないように見えない壁を作ることをお勧めします。なあなあな関係はいずれ破滅します。パートさんが年上の場合母親のような甘えの関係になりがちで、ついタメ口で話したりしがちですがあまり良くありません。
パートさんより年下店長の場合はより言葉遣いに気をつけて敬語で接すること。特に年配パートさんはよく見てますしよく聞いています。フレンドリーなコミュニケーションをするなとは決して言いませんがメリハリをしっかりもって接するように心がけてください。
おはようございます。お疲れ様です。ありがとうございます。お先に失礼します。お願いします。ごめんなさい。すみません。失礼いたしました。
かしこまりました。はい。
決して「あざっすーおつかれ〜」とならないように店長を自覚して気をつけましょう。パートさんからタメ口で話しかけてきてもタメ口で返さないこと。敬語で返してきちんと距離をとりましょう。
4.ミスしても怒らない。(たまにほめる)
年上年下に限らずわざと起こしたミスでない限り、決して怒ってはいけません。きちんとパートさんから謝罪の言葉があり反省していたら「大丈夫ですか?気をつけてください。」程度におさえてあとに引きずらないようにしましょう。
しかし何度も同じミスを繰り返す人は反省しているとは言えません。なぜ繰り返すのか?じっくりと詰めて再発防止の説教をすることをおすすめします。決してほったらかしにしないこと。「店長はちゃんと見てるよ。」という姿勢を堂々とします。ただしつこくしたり監視するような印象を与えることは職場の雰囲気が悪くなるので、ある程度は見て見ぬふりをするのも仕事と言えます。
そしてたまにほめましょう。パートさんが自分で考えて良い行動をした場合はほめます。ただ決してほめすぎないようにします。ほめすぎると互いに境界線を越えてしまい調子にのりややこしくなることがあります。たまにほめる程度がお互い長続きする距離感といえます。
〇まとめ
パートさんとは一定の距離感を持って接することが長続きするコツです。毎日のように顔を合わす人も多くなります。なあなあな関係にならないように気をつけましょう。なあなあな関係とは友達のような関係、親子のような関係です。こうなると感情的に動いてしまう恐れがありいずれ
破滅します。
まずは挨拶をきちんとし敬語で話すこと。お礼や謝罪はすぐにする。怒らないでたまにほめる。
昼間働くパートさんのほとんどは家庭を持ち真面目に4〜5時間働く人が多いです。お互い気持ちよく長く働けるように一定の距離をもって接していきましょう。